【お仕事図鑑】「人気の《公務員》ばかりがゴールではない!穴場的な団体職員のお仕事を目指すべき理由」




みなさんは公務員のお仕事にどのようなイメージを持っていますか?

おそらく安定している仕事のイメージが一番強いのではないでしょうか?

でも、過酷な仕事でもなく、競争が激しい職場でもなく、安定している職業は公務員以外にもあります。

そんな仕事かもしれない「団体職員」について、有名な団体で勤務しておられたリッキーさんにリアルなお話を伺いたいと思います。

こんな人に読んでほしい記事です
・安定した就職先として公務員も検討している
・公務員人気は高く、少しハードルが高く感じる

リッキーさんの働いていた団体について

Kei「こんにちは。今日は過去に団体職員として働いていた、リッキーさんに話を聞いてみます。」

R「よろしくおねがいします。まず、団体職員ってどんな仕事かピンとこないと思うので、簡単に説明すると、『みなし公務員』と言われる職業のことです。私の職場は、『水上の格闘技』と呼ばれる、某公営競技の収益金の一部を元に、公益・福祉事業や海洋船舶関連事業、国際協力事業の支援をする公益法人でした。」

Kei「見た目、そんなお堅いところで働いていたとは思えませんね…」

R「それは当時からよく言われてた(笑)。こんな私でも受け入れてくれた職場は、周囲の声を聞いても誰もが最高の職場だ!というくらい、居心地良かったし、待遇も良かったよ。私は当時、広報グループ広報チームに配属されて、そこで官公庁やメディア向けに情報発信をしていました!」

Kei「どんな情報を?」

R「私たちが行う助成事業の紹介や、取材依頼などが中心だったよ。例えば、2020東京パラリンピックのパラリンピックサポートセンターを設立したので、これについて外部へ発信して知ってもらうこととか。広報の仕事としては一般企業と同じ方法だけど、発信する内容が独特なものばかりなので、メディア受けは良かったかな。」

他の企業との比較

Kei「なるほど。そのほかに企業との違いみたいなものはありましたか?」

R「一般企業でも福利厚生が充実しているところだと、社内にスポーツジムを設置したり、社食がとても美味しくて評判になる企業もあるけど、私が団体職員をしていた当時、他と比べてすごいと思ったことは、新人職員の寮(マンション)が、都内でも有数の一等地にあって、地下駐車場もついているのだけど、それはもう破格の金額で入寮させてもらっていたことかなあ。。福利厚生のアウトソーシングサービスも利用していたし、1階のカフェのコーヒーも美味しいし…」

Kei「最高の職場ですね(笑)。では、勤務時間や休みの取り方などはどうでしたか?」

R「勤務時間は9時から18時までで、12時から1時間のお昼休憩。そして土日祝日がお休み。ここは普通だね。残業というものはほとんどなかったかな。もちろん、部署によっては残業が必要だったり、期日が迫っている案件については夜遅くまで残っている職員もいたよ。有給は、基本的には申請すればいつでも取らせてもらえた。むしろ、上司からいつも有給を積極的に取るように言われてた記憶があります。」

まとめ

Kei「素晴らしい職場ですね。まとめると、団体職員は、組織としては準公務員だけど、仕事の内容は公務員より自由度が高いという感じですかね?」

R「まさにそんな感じだと思う。私がいた組織は、公務員のような賃金体系、労働時間、昇給の仕方だったけど、公務員ではないからできる自由な発想や活動があって。。その一方、公益法人としてお金の使い道を公表する義務があるので、営利目的ではないこと、国内外問わず公共性が失われないことなど、外れてはいけないレールも敷かれている。そんな、公務員と一般企業の間で良いとこ取りをしたような感じ。・・・私たちの団体以外にも、たくさんの公益法人、社団法人、学校法人、医療法人、宗教法人や特定非営利活動法人などがあって、これらも全て『団体職員』と呼ばれる職業なので、ちょっと覗いてみると面白いかもね。」

Kei「そうですね。社会人として働くようになったとしても、なかなか関わることのない団体職員という職業について、今回知ることができました。」

R「安定志向の就活生にとったら、公務員試験というハードルがない分、団体職員の方が入社しやすいと思うかもしれないね。とりあえず今は、いろんなことを調べてチャレンジすることが大切!」

Kei「ありがとうございます。読んでくださった学生の参考になればと思います。」

ではでは。