「(読書なんてクソ食らえ!)」
小さいころ強制的に本を読まされた経験からでしょうか、僕は本が大大大嫌いでした。
なんでこんな文字ばかりの書物を読むのかが、全く理解できなかったんです。
「情報なんてインターネットでいくらでも拾えるじゃん」
「活字より映像の方がわかりやすいし」
「なんでわざわざ本を読むの?」
こんな言い訳をしながら、本を読むことを頑なに拒否。
インターネットでたくさんのサイトを巡っている方が、よほど有意義だと思い込んでいました。
まあそんなこんなで、勉強へ特に支障が出ることもなく大学生に。
しかし、あらゆることでこんな言葉を耳にするようになりました。
「本を読め!」
大学に行けば図書館や本屋があり、インターネットを見れば大学生におすすめの本が紹介されている。
「え、読まなきゃやばいの!?」
内心焦り。
しかし、本を読む意味がわからず今までろくに読書をしてこなかった人間が、突然本なんざ読めるようになるわけがありません。
本屋に行っても、つまらない。
本の種類が全然わからない。
怪しい心理学の本や自己啓発本などを手に取るも、よくわからない。
こんな感じでも少しずつ本を読んでみたわけですが、案の定、面白くないし頭に入ってこないので途中でやめました。
「やっぱつまんねえなあ…なんでみんな読書とかするんだろう。」
高いしつまらんし、何がいいのかわからない。
そう思っていた僕ですが、ある日手に取った本が思った以上に面白くて、いつもの比じゃない異常なスピードで読み終えてしまいました。
「自分、本読めるやん!!」
そう、手に取ったのはあの有名な東野圭吾氏の小説。
これなら読める!と思った僕は、小説なりラノベなり面白そうな本を手当たり次第読みました。
ラノベと小説でひたすら文章を読みこんだ
それからというものの、小説とライトノベルをひたすら読み漁る生活をしていました。
おかげで”物語の読み方”みたいなものが分かってきて容量を得たのか、読むスピードがかなり上がっていったように思います。
「なんでこんなに早く読めるんだろう?」
そうそれは、面白いから。
自分が興味を持った本だからでした。
当時僕はソードアートオンラインというアニメにどハマりしていて、続きが原作を読まないと知ることができないという理由から、ラノベを買い始めたのがきっかけです。
自分が面白い!読みたい!と思った本なら読めます。
これ無理や…って思ったものに最初から手を出す必要はありません。嫌いなら嫌いでOK。
語彙・知識が増え、読書スピードが上がった
これらの簡単な本を読んでいても、読み続けることで言葉の数が増えている実感があります。
会話の中やブログでも、表現の幅が広がったのが明らかです。(元々のボキャブラリーが少ないのもある)
また、文章を読むことに慣れていくと難しい本にも挑戦できるようになったので、知識もどんどん増えていきます。
最初はなかなか生活で実感することはありませんが、最近たま〜に「本で読んだことあるなあ」という感覚が出るようになりました。
あとは何と言っても文章を読むスピード。”文を処理する要領を得た”と言っても良いかもしれません。
これは読書でも大学でも、結構いろんなことに役立ちます。処理能力が上がった感じ。
読書は視野を広げる
本は色々な世界を教えてくれます。
それは、”ストーリー”だったり、著者の”考え方”だったり、”生き方”だったり。
そういうたくさんの世界を知ることって、視界がクリアになって考えの幅が広がったりするので、僕は結構大事だと思っています。
頭の良い人が書いた文章を読むときなんかはその著者の思考をなぞることになるので、考える良い訓練になる。
「あ、こういう風に考えるのか!」って。ノンフィクションに限りますが。
見方が変わって世界が広がる!大学生におすすめの新書を5冊厳選してみた
本の選び方〜初心者編〜
それは、興味を持てるものかどうか。
結局これだと思います。そうじゃないとつまんないですよ、本当。
うっすい小説でも良いし、ライトノベルでも良いです。
ある程度読めば、文章を読むことも慣れて難しい本にも手を出せるようになるので。
僕も最初ラノベや小説から読み始め、自己啓発本に移り、今は新書や政治系の本ばかり読んでいます。
いいんです。「君の名は。」の小説とか読みやすいし面白いのでおすすめです。
まとめ
あんな嫌いだった読書が、今では本当に大好きになりました。
読書のきっかけは人それぞれですが、本を読んでいない人は本当に勿体無い。
といっても、苦痛を味わってまで読むものではないので、最初は”本を読むことの楽しみ”を知った方が良いでしょう。
興味のあるものだけ読めばOK!